PA66とは?PA6との違い

PA66とは?

今世界的な供給不足が懸念されるPA66。そもそもPA66ってなに?PA6との違いは?などの疑問にお答えします。

そもそもPA66ってなに?

そもそもPA66(ポリアミド)とは、アメリカのデュポン社が開発した世界初の合成樹脂として知られています。その名の通り、ポリアミド系樹脂で、日本では一般的に「ナイロン」「ナイロン樹脂」と呼ばれることが多いです。これはあくまでデュポン社の商品名に由来し、正式にはPA(ポリアミド)と表記されます。

最も身近な用途としては衣服です。実は、割合としては自動車用途が最も多く、全体の3割を占めていています。釣りが趣味な方は釣り糸でよく見る表記です。このナイロン樹脂は、熱に強い(耐熱性)、薬品・衝撃にも強い(耐薬性、衝撃性)、引っ張って切れない(引張強度)と最強樹脂の一種です。価格は2020年上期に500円-580円/kgで取引されていましたが、世界的な供給不足のいま、購入すること自体が困難となっています。取引先から見積を取得しても、翌月には値が上がる経験をされた方も多いと思います。PA66はいまもなお、高騰しています。

PA6との違い

ポリアミド系樹脂でPA66と同等に普及しているのがPA6です。 これもデュポン社が最初に開発した合成樹脂です。性質的な違いは実用上、大きくありませんが、PA6はPA66より耐熱性及び機械強度は劣る一方で、耐油性には優れています。その強度から金属代替部品として利用される熱可塑性エンジニアプラスチックです。

なぜ価格高騰が起きてるの?

日本の樹脂価格は、一般的にナフサの価格に連動しています(ナフサって何?という方は別記事「そもそも樹脂ってなに?」をご参照下さい)。なぜなら、一般的な樹脂は原油を原料としているからです。原油を蒸留して作られるのがガソリンや、樹脂の原料ナフサです。

つまり、ガソリンスタンドの店頭価格が上がっていたら、樹脂の価格も上がっていることを意味します。直近の供給不足の原因は、特にコロナ禍で欧米の景気回復が見込まれ、石油の消費が伸びていることが挙げられます。その需要増が先高感を助長し投機資金を流入させ、原油価格がさらに高騰しています。当然、サウジアラビアやUAEを含むOPECの減産動向も価格に影響しています。

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