アンバーガラス

アンバーガラスとは?

ガラスの生地そのものがアンバー色をしたガラスです。当社では、日本電気硝子株式会社と当社グループで共同開発した製品を扱っています。
この製品が開発されるまでは、アンバー色のガラスを作るためにカドミウムを添加していました。しかし、カドミウムは人体に大きな悪影響を及ぼす物質であり、環境への負荷が高いため、他の物質でアンバー色を出す組成と安定的に作り出す技術を開発しました。

このアンバーガラスは、環境負荷物質であるカドミウムを含まない以外に、鉛フリーガラスと同様に導入線(金属線)と封着が可能で、透明なガラスに塗装した場合と比較して、視認性に優れ経年劣化に強い点が特徴として挙げられます。

透明な電球をウィンカー用に使用していたころは、アンバー色の灯具カバーを用いて、アンバー色の光を出していました。この製品が電球に使用されるようになってから、電球自体がアンバー色で発光しますので、灯具カバーはすっきりした透明なものを使う事ができるようになり、デザイン性の向上に貢献しています。

技術力、開発力が詰まった当社を代表する製品の一つです。

取扱い形状

現在、当社で取り扱っているアンバーガラスの形状はバルブです。

加工事例

加工事例はバルブのブローイング加工のみです。

用途

当社で取り扱っている製品の用途は、主に自動車やバイクなどのウィンカー用電球の材料です。現在でも国内外で広く流通しています。