照明用ガラスの技術

ガラスカット技術

ガラス管やムクの棒をサイズや用途に合わせて手法を変えながらカットしています。

ドライカット】
ダイヤモンドカッターでガラス管に切り目を入れ、ガラス管の上から圧力をかけることで、切り目を起点に切断する手法です。
細いガラス管を使用してカット管を生産する場合に適しています。カットスピードも速いです。
【チルカット】
ガラス管をバーナーで加熱し、加熱した箇所にカッター刃を当てることで、温度変化を利用して切断する手法です。
ドライカットに向かない太さのガラス管をカットする場合に適しています。カット面もきれいに仕上がります。
ウェットカット】
円盤状のダイヤソーと材料のガラスに水やオイルをかけながら、ダイヤソーを回転させて切断する手法です。
全長が短く、ドライカットにもチルカットにも向かないガラスをカットする場合に適しています。また、カット長精度にも優れます。

クチヤキ技術

カットしたガラスの断面をバーナーで加熱し、切断面とガラス管側面が直角に交わる角をならす工程です。輸送時やライン投入時に発生する割れを軽減します。

ブローイング技術

ガラス管をバーナーで加熱し、溶けて柔らかくなったガラス管を金型の中で吹くことで成型する工程で、様々な成型が可能です。
口金電球のバルブ(外側のガラス)を製造する際に行います。

リドロー技術

ガラス管をバーナーで加熱し、柔らかくなったガラス管を引き伸ばすことで、さらに細い管に加工する工程です。リドローされた細いガラス管は
非常に小さな特殊電球などに使用されています。一本一本手作業で引き延ばすため、繊細で高度な技術を必要としています。

着色技術

透明なガラスに着色する工程です。バルブの外側だけでなく、内側への着色も対応しており、色調についてのご相談も可能です。  
着色されたガラスは主に車載電球用バルブとして使用されています。

洗浄技術

ガラス管に付着している汚れや微粉を取り除く為、ガラス管洗浄の専用設備を導入しています。

アニール技術

炉やバーナーで製品を加熱し、ガラスの加工工程で発生した歪(残留応力)を取り除く為の工程です。

金型設計技術

お客様のご要望に合わせて電球用バルブの金型を設計することが可能です。